教授挨拶

幅広い泌尿器科分野に対応できる医師を育てます

滋賀医科大学泌尿器科学講座は滋賀医科大学開学から3年半を経た1978年4月,友吉唯夫教授のもと設立されました。1998年12月,第2代教授として岡田裕作教授が着任されました。その後2013年8月に私が3代目教授として就任いたしました。
泌尿器科は副腎、尿路、男性生殖器を扱う科です。高齢化社会の近年は、癌、前立腺肥大症や過活動膀胱などの下部尿路症状(尿の症状)を起こす疾患、女性における骨盤性器脱などの泌尿器科領域の病気が増加しています。また、もう少し若い世代に多い尿路結石症も増加し、痛みで救急受診する患者さんも多くみられます。さらに滋賀県は出生率が全国6位と少子化の時代においても小児の数が比較的多い地域ですが、夜尿症、停留精巣、尿道下裂などの小児泌尿器科疾患を持つ多くの患者さんが専門外来に受診されています。
このような中で当講座は、根治とQOLの向上すなわち「病気をしっかり治して、患者さんにやさしい医療」を合言葉に全員で力を合わせて診療を行っています。この両者は相反することのように思えますが、日ごろの技術の向上、知識の更新、新規技術の採用などにより治療成績を向上させるとともに患者さんの立場に立った診療を心がけることにより両者を両立させるように日々努力しています。
また、先進・先端医療にも力を入れています。ロボット支援手術は現在保険適応となっているすべての術式(前立腺全摘除術、腎部分切除術、膀胱全摘除術、腎盂形成術、仙骨膣固定術)が施行できます。前立腺癌に対する放射線療法では滋賀県で唯一、密封小線源療法を行っています。最近、放射線外照射療法として寡分割照射を放射線科と協力して開始しました。通常外照射療法は7週間程度休日を除く毎日通院し行う必要がありますが、寡分割照射では数日の入院と5日間のみの通院で治療可能です。
これらの診療を安全確実に行うため、また学生や研修医、専攻医をしっかりと教育するために、9名の日本泌尿器科学会指導医・専門医、2名の泌尿器科専門医が常勤しております。それぞれの専門分野においては泌尿器腹腔鏡技術認定医7名、泌尿器ロボット手術プロクター(指導者)5名、癌治療認定医7名、日本小児泌尿器科学会専門医2名、日本排尿機能学会専門医1名、日本超音波医学会指導医・専門医1名、日本東洋医学会漢方指導医・専門医1名などが専門的な治療や教育にあたっています。診療を受けられる患者さんも入局を考えておられる学生や研修医も、安心して当科を訪れてみて下さい。
以上私たちの診療や教育に対する取り組みをいくつかご紹介しましたが、研究を含めた詳細はそれぞれの項をご覧ください。本当に患者さんのためになる治療を、これからも医局員一同が一丸となって行っていきます。泌尿器科の病気でお悩みの方はセカンドオピニオンを含めて、気軽にご相談ください。

教授,診療科長

河内 明宏

REPORT教室員の近況報告

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